パソコンがスリープ状態でも、電源をきらないでおくと夜中に突然パソコンが動き出します。
GlassWireで調べてみました。

GlassWireのグラフに表示されている「Google Updater」と「edgedl.me.gvt1.com」という情報が、この謎を解く鍵です。
これは異常事態ではなく、Google Chromeなどの自動アップデート機能が動作した可能性が高いと思われます。
6:00頃に通信が発生した理由
スクリーンショットの下部に表示されている情報を詳しく見ると、原因が分かります。
- 犯人は「Google Updater」: これはGoogle製のソフト(Chrome、Googleドライブ、Google日本語入力など)が最新の状態かどうかをチェックし、必要があればダウンロードするプログラムです。
- 通信先「edgedl.me.gvt1.com」: これはGoogleが公式に使用している「ソフトウェア更新用」のサーバードメインです。Chromeの本体アップデートや、セキュリティ用のプログラムを配布する際に使われます。
- なぜこの時間か: 多くのソフトウェアは、ユーザーの作業を邪魔しないよう、PCが「アイドル状態(触っていない時間)」や特定のスケジュール(早朝など)を狙って更新を試みます。
サインインしていなくても動作するのか?
はい、動作します。
Windowsや多くのアプリケーションには、ユーザーがデスクトップ画面にサインイン(ログイン)していなくても、PCの電源が入っているだけで動作する「サービス」という仕組みがあります。
- Windows Update: OS自体の更新チェック。
- 各ソフトのUpdater: 今回のようなGoogle Updaterなど。
- ウイルス対策ソフト: 定期的なスキャンや定義ファイルの更新。
これらはシステムの一部としてバックグラウンドで動いているため、誰も触っていない時間帯でもネットワーク通信が発生します。
確認・安心のためのチェックポイント
今回の通信が本当に安全なものか、以下の点を確認してみてください。
- Google Chromeのバージョン: Chromeを開き、
設定 > Chromeについてを見てみてください。「更新を完了するには再起動してください」と出ていれば、この6:00の通信でデータが届いた証拠です。 - 転送量: スクリーンショットでは約500MB程度の通信が見えます。これはブラウザの大きなアップデートとしては一般的なサイズです。

📌 もし不安な場合:
GlassWireの「セキュリティ」タブを確認し、他に全く見覚えのない海外の怪しいIPアドレスと大量の通信(数GB単位など)をしていないかチェックしてください。