スクレイピングサイトが又Google検索上位に表示されるようになり迷惑しています。今回の場合はサイトの内容をコピーしたコピーサイトではありませんが対応方法は一緒です。
具体的には、「ムラカミドットプロ」の検索語で検索した場合に、下記のように私のサイトとは全く関係のないサイトが広告収入を目的に検索上位に表示されるようにすることです。
正規サイト: https://murakami.pro/
スクレイピングサイト: https://murakami.pro.siteindices.com/
スクレイピングサイトは以下の特徴があります。
1,元のウェブサイトのコンテンツを自動的にコピーして公開している。
2,多くの場合、広告収入を得ることを目的としている。
3,元のサイトの所有者の許可なく作成される。
4,検索エンジンの結果で上位に表示されることを狙っている。
このような行為は、著作権侵害や商標権侵害に該当する可能性があります。
USAでは、DMCA(デジタルミレニアム著作権法)という法律があります。インターネット上の著作権に関する事実上の基準となっている法律で、著作権侵害問題への削除申請などの対応について規定されています。
Googleでも下記URLのように対応を規定しています。
https://transparencyreport.google.com/copyright/overview?hl=ja
スクレイピングやミラーサイトへの対応
具体的な対応策以下の方法があります。
1,Googleサーチコンソールで自身所有権を明確にした後に著作権侵害の報告を行う。
2,Report scraper pages で報告する
著作権侵害の報告方法
スクレイピングサイトを報告して検索結果から除外するために使用する方法は、GoogleのDMCA(デジタルミレニアム著作権法)対応の手順に基づいています。以下に、具体的な手順を説明します。
(1) Google Search Consoleにサイトを登録 (すでに登録済みの場合は省略)
1. Google Search Consoleにログイン:
- [Google Search Console](https://search.google.com/search-console/) にアクセスし、Googleアカウントでログインします。
2. プロパティを追加:
- 左上の「プロパティを追加」ボタンをクリックし、自分のサイトのURLを入力します。
3.サイトの所有権を確認:
- 指定されたメソッド(HTMLファイルのアップロード、HTMLタグの追加、Google Analyticsなど)を使用して、サイトの所有権を確認します。
( 2.) 正規URLの設定とクロールバジェットの最適化
1. 正規URLの設定:
- 「設定」→「サイト設定」→「優先ドメイン」で、正規URL(wwwあり・なし)を設定します。
- サイト内で使用する正規URLを統一し、Canonicalタグを使用してGoogleに正規ページを知らせます。
2. クロールバジェットの最適化:
- 「設定」→「クロールの統計情報」から、クロールの統計情報を確認します。
- サイトマップを送信し、重要なページがクロールされるようにします。「サイトマップ」セクションからXMLサイトマップをアップロードします。
(3) スクレイピングサイトを報告し、検索結果から除外を依頼する
1. 問題のあるURLを特定:
- 自分のサイトのコンテンツを不正に使用しているURLを特定します。
2. 著作権侵害の報告: ウェブ検索
https://reportcontent.google.com/forms/dmca_search
3. フォームに記入:
- スクレイピングサイトのURLと、自分のサイトのオリジナルURLを入力し、著作権侵害の詳細を説明します。
- 名前、メールアドレス、法的声明などの必要な情報を入力し、リクエストを送信します。
4. リクエストのステータスを確認:
- リクエスト送信後、Googleから進捗状況について通知が届きます。
- Google Search Consoleの「削除」セクションからリクエストのステータスを確認できます。
Report scraper pages で報告する
対応方法は、鈴木謙一さんの海外SEO情報ブログに詳しく記載されていますので参考にして下さい。。
注意
1の著作権侵害報告は注意が必要です。
ウェブサイトが著作権侵害を受けたと判断し、Google に対して DMCA 侵害申し立てを行う場合、その申請内容は Lumen というサイト (https://lumendatabase.org/) に公開される可能性があるこです。
Lumen では、著作権侵害の申し立てに関する情報を収集・公開しており、申請内容もその対象となります。
具体的には、侵害していると主張するサイトの URL や具体的な侵害内容だけでなく、の氏名などの申請者情報も Lumen を通じて公開される可能性があります。