サイトの速度評価について：効率的なパフォーマンスを発揮するための秘訣
Webサイトの速度は、ユーザー体験やSEOの観点から非常に重要な要素です。Googleの調査によると、Webサイトの読み込み速度が1秒遅くなると、離脱率は16%増加すると言われています。また、Googleは検索結果の表示順位を決定する際に、サイトの速度も考慮していることが明らかになっています。
そこで、Webサイトの速度を評価し、改善するための方法について解説します。
サイトの速度を評価する方法
Webサイトの速度を評価するには、さまざまなツールが利用できます。その中でも、Googleが提供している「Google PageSpeed Insights」は、簡単に利用できる定番ツールです。
Google PageSpeed Insightsは、URLを入力するだけで、サイトの読み込み速度や改善ポイントを分析してくれます。分析結果は、100点満点で評価され、スコアが高いほど、サイトの速度が速いことを意味します。
Google PageSpeed Insightsの分析結果を参考に、サイトの速度改善に取り組みましょう。
サイトの速度を改善する方法
サイトの速度を改善するには、以下の方法が有効です。
- 画像を最適化する
画像は、Webサイトの表示速度に大きな影響を与えます。そのため、画像を最適化してファイルサイズを小さくすることは、サイトの速度改善に欠かせない対策です。
画像を最適化する方法としては、画像の圧縮や、WebPやAVIFなどの次世代画像フォーマットへの対応が挙げられます。
無料画像圧縮ツールを評価が高い順に8個挙げてみます。
- Squoosh：Googleが提供するWebアプリで、画像の圧縮前と圧縮後を常に比較しながら、自分好みの圧縮率を選べます。JPEG、PNG、WebPなどのファイル形式に対応しています。
- Aiseesoft フリー 画像圧縮：AI技術を採用して、高品質を維持しながら、JPEG、PNG、SVG、GIFなどの画像を最適化し、可能な最小サイズに圧縮できます。WindowsとMacに対応しています。
- Optimizilla：オンラインで使える画像最適化ツールで、画質を維持しながら画像を圧縮できます。同時に20個まで画像を圧縮できます。JPEGとPNGに対応しています。
- TinyJPG：JPEGファイルとPNGファイルを圧縮できる無料のツールで、不要なメタデータを自動的に削除し、できるだけ画質を落とさずに圧縮できます。
- Kraken.io：オンラインで使える画像リサイズツールで、リサイズしたい画像を選んでアップし、最適化モードを選んでリサイズできます。JPEG、PNG、GIFに対応しています。
- jpeg.io：PNGやGIFなどのファイル形式の画像を、JPEG形式にする無料の画像圧縮ツールです。画像の圧縮だけでなくファイル形式の変更も行えます。
- WEBSITE PLANET：無料の画像圧縮ツールで、最大40画像まで、会員登録なしで利用できます。50MBまでの画像であれば圧縮が可能です。JPEGとPNGに対応しています。
- Compressor.io：ブラウザ上で画像を圧縮できる無料ツールで、ロスレス圧縮（データを全く損なわずに復元できるような圧縮方式）も選択可能です。JPEG、PNG、GIF、SVGに対応しています。
- JavaScriptやCSSを最適化する
JavaScriptやCSSは、Webサイトの表示速度に影響を与える要素です。そのため、JavaScriptやCSSを最適化してファイルサイズを小さくすることも、サイトの速度改善に有効です。
JavaScriptやCSSを最適化する方法としては、コードを圧縮したり、不要なコードを削除したりする方法が挙げられます。
- キャッシュを活用する
キャッシュは、一度読み込まれたデータを保存しておくことで、次回以降の読み込みを高速化する仕組みです。Webサイトにキャッシュを活用することで、サイトの表示速度を大幅に改善することができます。
キャッシュを活用するには、WebサーバーやCDN（Content Delivery Network）などのキャッシュ機能を利用します。
- サーバーの応答時間を短くする
サーバーからの応答時間が遅いと、サイトの表示速度が遅くなります。そのため、サーバーの応答時間を短くすることも、サイトの速度改善に有効です。
サーバーの応答時間を短くするには、サーバーのスペックを向上させたり、Webサーバーのキャッシュ機能を活用したりする方法が挙げられます。
まとめ
Webサイトの速度は、ユーザー体験やSEOの観点から非常に重要な要素です。サイトの速度を評価し、改善することで、ユーザーの満足度を高め、検索結果の表示順位を向上させることができます。
さらにサイトの速度を改善する方法
上記の方法を実施しても、サイトの速度が改善されない場合は、以下の方法を試してみてください。
- プラグインやアドオンの見直し
Webサイトに導入しているプラグインやアドオンが、サイトの速度を遅くしている可能性があります。不要なプラグインやアドオンを削除したり、高速化に対応しているプラグインやアドオンに切り替えたりすると、サイトの速度が改善されるかもしれません。
- Webサイトの構造を改善する
Webサイトの構造が複雑すぎると、サイトの表示速度が遅くなる可能性があります。Webサイトの構造を整理し、不要なページやコンテンツを削除することで、サイトの速度が改善されるかもしれません。
- サーバー移転
現在のサーバーが、サイトの表示速度を十分に引き出せない可能性があります。より高速なサーバーへの移転を検討してみると、サイトの速度が改善されるかもしれません。
ワードプレスでブログを作成する場合、速度が早くて費用が安いレンタルサーバーを7つ挙げてみます。
- カラフルボックス：月額550円から利用できるレンタルサーバーで、WebサーバーにLiteSpeedを採用しており、表示速度が非常に速いです。独自SSLや自動バックアップなどの機能も充実しています。
- ConoHa WING：月額678円から利用できるレンタルサーバーで、国内最速の表示速度を誇ります。高速化エンジンWEXALや独自SSLなどの機能もあります。
- エックスサーバー：月額990円から利用できるレンタルサーバーで、大量のアクセスにも強く、安定感があります。高速化マシンKUSANAGIや独自SSLなどの機能もあります。
- mixhost：月額1,100円から利用できるレンタルサーバーで、WebサーバーにLiteSpeedを採用しており、表示速度が速いです。独自SSLや自動バックアップなどの機能もあります。
- ロリポップ：月額550円から利用できるレンタルサーバーで、歴史が長く、国内シェアNo.1です。独自SSLや自動バックアップなどの機能もあります。
- さくらのレンタルサーバ：月額425円から利用できるレンタルサーバーで、長期的にサイト運営するならおすすめです。独自SSLや自動バックアップなどの機能もあります。
- お名前.com レンタルサーバー：月額900円から利用できるレンタルサーバーで、高速化エンジンWEXALや独自SSLなどの機能があります。