パソコンが5台程度の小規模零細企業はどういった対策を取るべきか試してみました。
ネット・セキュリティーにかなりの費用を投入することができれば、選択肢はたくさんあります。むしろどの製品を選択するか迷うほどです。
Microsoft Defender
windows10や11には元々Microsoft Defenderというという無料のウイルス対策ソフトが入っています。
以前はwindows defenderと言っていました。呼び名が変わっただけで機能は同じです。
しかし専門のウイルス対策ソフトと比較して機能が不十分と見る人もいるので、ウイルスバスター、ESET、カスペルスキー等のウイルス対策ソフトを多くのユーザーが導入しているのが一般的です。
私は個人的にESETの入ったPCとMicrosoft defenderの入ったPCも使用していますが、特に感染したことはありません。
しかし、Microsoft Defender等のウイルス対策ソフトだけでは、ランサムウエアは防げません。
FFRI yarai Home and Business Edition
そこで、私も使用している振る舞い検知ソフトの 「FFRI yarai Home and Business Edition」とウイルス対策ソフトの併用を推薦します。
最も費用をかけないで、小規模企業がウイルスや、ランサムウエアの被害を防止する方法ではないかと思っています。
ウイルスとランサムウエア対策
1、Microsoft DefenderとFFRI yarai Home and Business Editionの併用
ディスク内の定期的なウイルス・マルウエアチェックは、無料のMicrosoft Safety Scanner(MSERT)を使用する。検知・駆除力は専門のウイルス対策ソフトに比べても劣らない。
多分この組み合わせが低コストハイパフォーマンスです。脅威はかなり防げると思います。
但しネット検索を頻繁に使用する場合は、危険なサイトがGOOGLE検索上位に表示されている場合も多々あります。この点が弱いので若干不安もあります。
2,ESETやカスペルスキーとFFRI yarai Home and Business Editionの併用
この組み合わせは、高レベルのウイルス・マルウエアのディスク内チェック機能の他、危険なサイト表示もブロックしてくれます。
オススメです。
PCの性能は、個人的な使用感ですが、esetは最新機種でintel i3、メモリー8GB、カスペルスキーは、intel i5、メモリー8GBは必要かなと思います。
一般的なランサムウエア対策
ランサムウェアとは、コンピューターウイルスの一種で、感染したコンピューターのデータやファイルを暗号化して、復号するための身代金を要求するものです。近年、ランサムウェアによる攻撃が世界的に増加しており、日本でも多くの企業や団体が被害を受けています。
小規模零細企業は、大企業に比べてセキュリティ対策が不十分な傾向にあり、ランサムウェアの被害に遭うリスクが高いと言えます。
そこで、小規模零細企業がランサムウェアの被害を防ぐために、どのような対策を講じるべきかを解説します。
セキュリティソフトの導入とアップデート
セキュリティソフトを導入し、最新の状態にアップデートすることで、不審なメールやマルウェアの検出率を高めることができます。
セキュリティソフトは、ウイルス対策やスパイウェア対策、ファイアウォール機能など、さまざまな機能を備えています。小規模零細企業の場合は、コストや管理の手間などを考慮して、適切なセキュリティソフトを選ぶことが大切です。
不審なメールの開封やリンクのクリックを避ける
ランサムウェアの感染経路として、最も多いのが不審なメールの開封やリンクのクリックです。メールの件名や本文に、不安や恐怖を煽るような内容が含まれている場合は、開封しないよう注意しましょう。また、メールに記載されたリンクは、開く前に必ずURLをよく確認してください。
また、メールを開封する前に、セキュリティソフトでメールをスキャンすることも有効です。
パスワードの定期的な変更
パスワードは、長くて複雑なものを設定するようにしましょう。また、定期的に変更することで、万が一パスワードが漏洩した場合でも、被害を最小限に抑えることができます。
パスワードを管理する際には、パスワード管理ツールの利用も検討しましょう。
バックアップの実施
定期的にデータをバックアップしておくことで、ランサムウェアに感染した場合でも、データの復旧が可能です。また、バックアップデータは、暗号化や分散保存など、セキュリティ対策を施しておきましょう。
バックアップは、外付けハードディスクやクラウドストレージなど、複数の保存先に分けて行うと、万が一の際にも安心です。
従業員教育
ランサムウェアの被害を防ぐためには、従業員のセキュリティ意識を高めることも重要です。ランサムウェアの脅威や対策方法を理解してもらうための従業員教育を実施しましょう。
従業員教育には、以下のような内容を盛り込むとよいでしょう。
* ランサムウェアの脅威
* ランサムウェアの感染経路
* ランサムウェアの対策方法
* 不審なメールやリンクの見分け方
* パスワードの管理方法
小規模零細企業向けのランサムウェア対策サービス
小規模零細企業向けに、ランサムウェア対策サービスを提供している企業もあります。これらのサービスを利用することで、セキュリティ対策の導入や運用を外部に委託することができ、コストや手間の削減につながります。
ランサムウェアは、企業規模に関係なく、誰でも被害に遭う可能性があります。小規模零細企業でも、ランサムウェアの脅威を認識し、適切な対策を講じることが重要です。