Genspark AIシート(AI Sheets)は、2025年5月にリリースされた革新的なAI搭載スプレッドシート機能です。従来のGoogleスプレッドシートやExcelと異なり、「自分専属のデータアナリスト」として、データの収集・整理・分析・可視化を自動化し、専門知識がなくても直感的に使える点が大きな特徴です。
今回は、楽天市場で買い物をする場合は、検索機能が弱いので欲しい商品にたどり着くまでに、時間がかかります。楽天市場で買物するときどの程度使えるか試してみました。
結論から言うと、楽天市場のように、画像の中に日本語が埋め込まれているような表示が多いモールは、GENSPARKのOCRが十分に機能していないので、抽出商品に抜けがあってあまり使用できないと思いました。
画像の他にテキストでしっかり記載されている商品は抽出してきます。
今後は、AI買物エージェントで自動的に買物ができる時代ですので、モール出品者も画像だけでなくテキストで自社製品の特徴もアピールする時代だなと思いました。
GENSPARKシートの主な機能と特徴
1. データの自動収集とシート生成
- 企業名・製品・論文などの情報をAIが自動で検索し、条件に合った表を即座に作成。
- 手入力の手間がほぼゼロ。
2. AIによるデータクレンジング・整形
- 複数情報源から集めたデータの重複や欠損を自動で補正し、統一フォーマットで整理。
- 元データのURLも自動で保持]。
3. 生成AIの活用(数式不要)
- テキスト生成・画像作成・OCR(画像から文字抽出)などもシート上で実行可能。
- チャートやリードリストも一瞬で作成。
4. 多形式ドキュメントの自動変換
- PDF・Word・画像・Excelなどをドラッグ&ドロップで読み込み、表データに自動変換。
- 「Document Conversion」機能が標準装備[。
5. 自然言語での分析・可視化
- 「売上から成長率をグラフ化して」など、チャット感覚の指示だけでグラフや分析結果を即時表示。
- VLOOKUPやピボットテーブル不要[。
6. Googleスプレッドシートとの連携
- アドオンとして動作し、既存のGoogle Workspace環境にシームレスに統合。
- セルに「=GEMINI(“プロンプト”)」と入力するだけでAI機能を呼び出せる。
7. 他Genspark製品との連携
- AI SlidesやImage Studioと連携し、作成したデータをスライドや画像生成に即活用可能。
従来のスプレッドシートとの違い
比較項目 | 従来のスプレッドシート | Genspark AIシート |
---|---|---|
データ入力 | 手動または外部API | AIが自動検索・自動生成 |
高度な処理 | 関数やスクリプトが必要 | 自然言語だけでOK |
AIによる分析補助 | 限定的な探索機能 | チャット形式で深掘り分析 |
ドキュメント変換 | アドオンや別ツールが必要 | PDFや画像から表に自動変換 |
導入・操作の難易度 | 関数やスクリプトの知識必須 | 専門知識不要、直感的操作 |
GENSPARKシート活用例
- 市場調査や競合分析の自動レポート作成
- 営業リストやリード獲得リストの自動生成
- PDFや画像からのデータ抽出・表変換
- 売上データのグラフ化やトレンド分析
- 多言語翻訳や感情分析などのAI処理
今回の手順
シート作成指示
GENSPARKのAIシートをクリック
プロンプトに以下を入力:
楽天市場(https://www.rakuten.co.jp/)で、「小銭入れ無しの長財布」の一覧表を作成下さい
表示項目:商品名、商品説明、製造メーカー名、価格、商品ページURL、その他必要事項
アウトプット
このような表を作成してくれましたが、だいぶ抜けがあります。今のところ、CHATGPTやGEMINIのディープリサーチでデータを抽出してCSVで出力するよう指示した方が正確度が高いようです。