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Rokid AIグラスの価格・機能・評判まとめ【2026年10月】

街中で外国人観光客に話しかけられて、うまく答えられなかった。商談やセミナーで、手元の原稿ばかり見てしまった。そんなとき「メガネに字幕やカンペが出ればいいのに」と思ったことはないでしょうか。

その「メガネに文字が出る」製品が、2026年に入って一気に身近になりました。中国のRokid(ロキッド)が作る「Rokid スマートAIグラス」は、2026年7月から日本でもビックカメラやヨドバシなどの量販店で買えるようになっています。

ただ、価格は約11万円。しかも2027年4月からは一部機能が課金制になり、10月27日には第2世代機の発表も控えています。今買うべきか、仕事に使えるのかは、気になるところです。

今回は、2026年10月18日時点の情報をもとに、Rokid AIグラスの会社概要・機能・価格・評判・競合比較を整理し、中小企業での使い道まで解説します。

この記事でわかること

  • Rokidがどんな会社で、どれくらい売れているのか
  • 主力機「Rokid スマートAIグラス」でできること(翻訳・字幕・ナビ・AI質問)
  • 日本での価格と購入場所、度付きレンズなどの追加費用
  • 2027年4月から始まるポイント制の中身
  • 実際に使った人の評価と、Ray-Ban Metaなど競合との違い
  • 中小企業で試すならどんな用途がよいか

先に結論

  • Rokid スマートAIグラスは、約49gで翻訳字幕・ナビ・カンペを視界に表示できる「画面付きAIグラス」。日本では約11万円で量販店でも買える
  • 弱点はバッテリー(AIやカメラを使うと実質2〜3時間)と屋外での見にくさ。2027年4月からは翻訳・文字起こし・ナビがポイント制になる
  • 10月27日に第2世代機の発表が予定されているため、急がないならその後に判断するのが無難。仕事で使うなら1台だけ買って用途を絞って試すのがおすすめ
「メガネに字幕が出る」は、もう夢の話ではありません。ただ、まだ万能ではないので、使う場面を決めてから買うのがコツです。


1. Rokidは中国・杭州発、AIグラスで世界2位のメーカー

Rokidは2014年に中国・杭州で創業した、スマートグラス専業のメーカーです。創業者の祝銘明(Misa Zhu)氏はアリババ出身で、最初はAIスピーカーを作っていましたが、その後ARグラスの開発に軸足を移しました。法人向けの産業用ARグラスで実績を積んだあと、消費者向けのARグラス、そして現在のAIグラスへと進んできた会社です。

調査会社Omdiaの発表では、Rokidは2025年のAIグラス市場で世界2位とされています。同社のアナリストは、Rokidを「AIグラス競争のダークホース」と表現しています。2025年の販売台数は約30万台で、当初の目標10万台を大きく上回ったと創業者自身が語っています。

クラウドファンディングでも大きな実績を残しています。海外のKickstarterでは最終的に約403万ドル(支援者5,800人超)を集めました。日本のMakuakeでは応援購入総額が約6.4億円に達し、同サイトの歴代1位になっています。

項目内容
創業2014年7月、中国・杭州
2025年の世界シェアAIグラス全体で2位(Omdia)
2025年の販売台数約30万台(創業者の発言)
Kickstarter約403万ドル・支援者5,800人超
Makuake(日本)約6.4億円・サポーター7,413人、歴代1位
上場の動き2026年2月に香港上場の届出通知を取得。10月時点で上場は未実施

2. 主力機は約49gで、翻訳・字幕・ナビを視界に表示できる

日本で売られている主力機「Rokid スマートAIグラス」は、普通のメガネに近い見た目で、レンズの中に緑色の文字を表示できます。重さは約49gで、一般的なメガネより少し重い程度です。カメラ・マイク・スピーカーも内蔵しており、スマホアプリ「Hi Rokid」と連携して動きます。

主な仕様は「両眼に緑単色表示、12MPカメラ付き」

項目仕様
重さ約49g
ディスプレイ両眼Micro LED、緑単色、640×480、最大1500nit
カメラ12MP(画角109°)、写真・動画撮影
接続Bluetooth 5.3/Wi-Fi 6、スマホアプリと連携
対応AIChatGPT、Gemini(海外版はQwen・DeepSeekも選択可)
翻訳オンライン89言語、オフライン6言語(日・英・中・独・仏・西)

できることは「翻訳字幕」「文字起こし」「カンペ」「ナビ」「AIへの質問」

一番の売りは、相手の話す外国語が日本語の字幕として視界に出るリアルタイム翻訳です。話者を区別した会議の文字起こしと要約にも対応しています。

ビジネスで便利なのが、話す速さに合わせて自動でスクロールするテレプロンプター(カンペ)機能です。原稿をグラスに表示しておけば、聴衆の方を向いたまま話せます。

ほかにも、Googleマップ連携のナビ、「これは何?」と聞くと答えてくれる物体認識、スマホ通知の表示などができます。AIはChatGPTとGeminiから選べるため、特定のAIに縛られない点も特徴です。

画面なしの廉価版「Ai Glasses Style」もある

表示機能がいらない人向けに、画面なしの「Rokid Ai Glasses Style」(64,990円)が2026年9月15日に発売されました。重さは約38.5gで、カメラとAI音声アシスタントが使えます。Ray-Ban Metaに近いタイプの製品です。

「外国語を字幕で読める」「カンペを見ながら話せる」の2つに魅力を感じるかどうかが、買うかどうかの分かれ目です。

3. 日本では7月から量販店で販売、価格は約11万円

Rokid スマートAIグラスは、2026年7月10日から日本で一般販売が始まりました。Makuakeでの先行販売(2月〜5月)を経て、総代理店のフューチャーモデル株式会社が国内販売を担当しています。

価格は税込109,890円で、公式ストアのほか全国の家電量販店やネット通販で買えます。ただし報道によっては109,990円と書かれているものもあるため、購入前に公式ストアで確認してください。

購入先内容
公式ストアjp.rokid.com(30日間の返品保証あり)
家電量販店ビックカメラ・ヨドバシ・エディオンなど全国75店舗
ネット通販Amazon、楽天
その他一部のソフトバンクショップ

度付きレンズや予備バッテリーで、総額は11〜14万円が目安

メガネをかけている人は、度付きレンズの費用が別にかかります。サービス券で作る場合、単焦点レンズは16,990円です。JUN GINZAなどの提携店で作る場合は、専用クリップオンフレーム(6,490円)を先に買う必要があります。外出先で使う時間が長い人は、バッテリーカプセル(12,990円)も検討対象になります。

日本での使用について

  • アプリと音声操作は日本語に対応しています
  • 2026年9月から、日本のユーザーデータは日本国内で保管される体制になりました
  • 撮影した写真・動画はRokidのサーバーにアップロードされず、端末とスマホで管理される仕組みです
  • 技適は「取得済み」とする情報がありますが、総務省のデータベースで認証番号は直接確認できていません。量販店で正規販売されていることから、取得している可能性は高いと考えています

4. 2027年4月から翻訳・文字起こし・ナビがポイント制になる

2027年3月31日までは全機能が無料ですが、4月からは翻訳・文字起こし・ナビの3つがポイント制になります。毎月100ポイントが無料で付与され、使った分だけポイントが減る仕組みです。

機能消費ポイント月100ポイントで使える目安(試算)
オンライン翻訳5ポイント/分約20分
AI文字起こし3ポイント/分約33分
Googleナビ30ポイント/回約3回
AIへの質問・オフライン翻訳無料・無制限—

ここに注意

オンライン翻訳を毎日の接客に使う場合、無料枠(月約20分)ではまったく足りません。有料プランの料金表は10月時点で公開されていないため、業務で使う場合は月額費用が上乗せされる前提で予算を組んでください。

本体価格だけで判断すると、あとで「思ったより高くついた」となりがちです。翻訳をどれくらい使うかを先に見積もっておきましょう。


5. 評判:便利さは本物、弱点はバッテリーと屋外表示

国内外のレビューでは、翻訳字幕やナビの便利さと、普通のメガネに近い軽さが高く評価されています。海外の大手レビューサイトTom's Guideは、Meta Ray-Ban Displayの本格的なライバルになり得ると評価しました。日本語字幕の精度について「95%くらい」と評価する国内レビューもあります。

一方、最も多く指摘されている弱点はバッテリーの持ちです。AIやカメラを使うと実際の稼働は2〜3時間程度、普通に使って半日ほど、動画撮影ではおよそ20分で電池が切れたという声があります。ファームウェアの更新で改善したという報告も出ています。

良い点気になる点
約49gと軽く、見た目が普通のメガネに近いAIやカメラを使うとバッテリーは2〜3時間程度
翻訳字幕・ナビが視界に出て、スマホを出す回数が減る表示は緑単色で、屋外の明るい場所では見にくい
ChatGPTとGeminiから選べる充電には専用のマグネットケーブルが必要
度付きレンズに対応スピーカーの音漏れ、遠近両用レンズの対応が限られる

カメラ付きのため、プライバシーへの配慮も欠かせません。撮影中はインジケーターが点灯し、ランプを覆うと撮影できない設計にはなっています。それでも、中国ではユーザーコミュニティで盗撮コンテンツが投稿される問題が起き、Rokidが是正策を発表しました。人の多い場所や店内で使う際は、周囲への配慮が求められます。

「長時間かけっぱなし」ではなく、「必要な場面だけ使う」道具と考えると、弱点はかなり気にならなくなります。

6. 競合と比べると「価格の割に全部入り」が強み

日本で買えるAIグラスのうち、「画面・カメラ・スピーカー」をすべて備えた製品は、Rokidのほかは20万円前後のRayNeo X3 Proくらいです。話題のMeta Ray-Ban Displayは、10月時点で日本では発売されていません。

製品画面カメラ重さ日本での価格(税込)
Rokid スマートAIグラス両眼・緑単色あり約49g109,890円
Rokid Ai Glasses Styleなしあり約38.5g64,990円
Ray-Ban Meta(Gen 2)なしあり約51〜53g73,700円〜
Meta Ray-Ban Display片眼・フルカラーあり69g日本未発売
Even Realities G2両眼・緑単色なし約36g99,800円
RayNeo iO緑単色なし33g80,000円〜
RayNeo X3 Pro両眼・フルカラーあり76g179,999円

カメラが要らない、あるいはカメラがあると困る場面では、Even Realities G2やRayNeo iOも有力な選択肢です。店舗の接客や医療・介護の現場など、お客様の目が気になる場所では、カメラのない製品の方が受け入れられやすいでしょう。

「全部できる」ならRokid、「字幕だけでいい」ならカメラなしの製品、という選び方がわかりやすいです。

7. 10月27日に第2世代機を発表予定、買うならその後が無難

Rokidは2026年10月27日のイベントで、第2世代の「Rokid Glasses 2」を正式発表する予定です。9月24日に中国・杭州の展示会で初公開されており、暗い場所での撮影、手ブレ補正、バッテリー持ち、装着感の改善が確認されています。

イベントのテーマは「よりスマートに、よりカラフルに」で、フルカラー表示になる可能性が示唆されています。ただし、フルカラー化の有無・価格・日本での発売時期は、10月18日時点ではいずれも公式に発表されていません。

今買うか、待つか

  • 急がない人:10月27日の発表内容と、日本での発売時期・価格を見てから判断する
  • すぐ試したい人:初代を1台だけ買い、使い道を確かめる(家電量販店で試着してから)
  • 複数台を導入したい会社:第2世代機と2027年4月以降の料金体系が出そろうまで待つ
新型の発表まであと少しです。よほど急ぎでなければ、発表を待ってから決めても損はありません。


8. 中小企業なら「接客翻訳」「カンペ」「現場記録」から試す

中小企業で使うなら、全社導入ではなく、用途を1つに絞って1〜2台で試すのが現実的です。バッテリーやポイント制の制約があるため、「どの場面で、1日何分使うか」を決めてから導入しないと、費用の割に使われなくなります。

用途向いている業種使い方の例
インバウンド接客飲食・小売・宿泊・観光外国人客の言葉を字幕で読み、スマホで双方向翻訳を見せる
テレプロンプター・議事録営業・士業・講師業セミナーや商談で原稿を表示し、会議は文字起こしで記録する
現場作業の支援建設・製造・設備保守・農業手順を表示し、両手を使ったまま写真で記録を残す

広島なら、宮島や平和記念公園の周辺で外国人客を多く迎える飲食店・土産物店・宿泊施設が、最も効果を感じやすいでしょう。ピーク時間帯だけスタッフ1人がかけて接客し、使用時間と効果を記録すれば、2027年4月以降の費用対効果も判断しやすくなります。

試験導入の進め方

  1. 用途を1つに決め、1日の使用時間を見積もる
  2. 家電量販店で試着し、文字の見え方と装着感を確認する
  3. 1台購入し、1か月ほどピーク時間帯だけ使ってみる
  4. 使用時間・対応件数・スタッフの感想を記録する
  5. 2027年4月以降の課金を含めて、追加購入するか判断する

導入前には、撮影のルールと、取引先の情報セキュリティ方針との整合を確認しておきましょう。店内に「スマートグラスを使用しています」と掲示する、お客様の顔や個人情報は撮影しないとスタッフに周知する、といった対策が必要です。中国メーカー製であることを気にする取引先には、日本のデータは国内で保管されること、写真はクラウドに上がらない設計であることを説明材料にできます。

AIグラスを含め、生成AIを自社の業務にどう取り入れるか迷っている場合は、AI導入支援のページもご覧ください。

いきなり全員分そろえる必要はありません。まずは1台、一番効果が出そうな場面で試してみることから始めましょう。

よくある質問

Q. メガネをかけていても使えますか?

使えます。度付きレンズはサービス券(単焦点16,990円)か、JUN GINZAなどの提携店で作れます。ただし遠近両用レンズは対応が限られるため、購入前に確認してください。

Q. バッテリーはどれくらい持ちますか?

使い方によって大きく変わります。レビューでは、AIやカメラを使うと実際には2〜3時間程度、普通に使って半日ほどという声が多く、動画撮影ではおよそ20分で切れたという報告もあります。長時間使う場合は、バッテリーカプセル(12,990円)の併用を検討してください。

Q. 2027年4月以降は使えなくなる機能がありますか?

使えなくなる機能はありません。オンライン翻訳・AI文字起こし・Googleナビの3つがポイント制になり、毎月100ポイントの無料枠を超えると有料になります。AIへの質問とオフライン翻訳は引き続き無料・無制限です。

Q. Ray-Ban Metaとどちらがよいですか?

翻訳字幕やカンペなど「視界に文字を出したい」ならRokid スマートAIグラス、写真・動画撮影と音声アシスタントが中心ならRay-Ban Meta(73,700円〜)が向いています。画面なしで比べるなら、Rokid Ai Glasses Style(64,990円)も候補になります。

Q. 中国製で、データの扱いは大丈夫ですか?

2026年9月から日本のユーザーデータは日本国内で保管される体制になり、撮影した写真・動画はRokidのサーバーにアップロードされない設計です。ただし、AIへの質問内容はChatGPTやGeminiなど外部のAIにも送られるため、機密情報は話しかけないなど、一般的な生成AIと同じ注意が必要です。


まとめ

まとめ

  • Rokidは2014年創業の中国・杭州のメーカーで、2025年のAIグラス市場では世界2位(Omdia)
  • 主力の「Rokid スマートAIグラス」は約49gで、翻訳字幕・文字起こし・カンペ・ナビを視界に表示できる
  • 日本では2026年7月から販売され、価格は税込109,890円。度付きレンズなどを含めると総額11〜14万円が目安
  • 弱点はバッテリーと屋外での見にくさ。2027年4月からは翻訳・文字起こし・ナビがポイント制になる
  • 10月27日に第2世代機の発表予定。中小企業は用途を絞って1台から試すのが現実的

Rokid スマートAIグラスは、「外国語を字幕で読む」「原稿を見ずに話す」といった、これまでできなかったことを実現してくれる道具です。一方で、バッテリーや課金制など、日常的に使うには割り切りも必要です。まずは家電量販店で実物を試し、自分や自社のどの場面で使えるかを具体的に思い描いてみてください。

大事なのは「何ができるか」より「どこで使うか」。使う場面がはっきりしていれば、11万円の価値は十分にあります。

参考リンク

※ 本記事の情報は2026年10月18日時点のものです。価格・仕様・販売状況は変更される場合があります。
※ 日本での価格は、報道によって税込109,890円と109,990円の表記があります。購入前に公式ストアでご確認ください。
※ 世界シェア(Omdia、2026年3月5日発表)と販売台数(約30万台)は、主に中国メディアや創業者の発言を経由した数字です。
※ バッテリーの持ち時間は、各レビュー記事での実測・体感の値で、使い方によって大きく変わります。
※ ポイント制の「無料枠で使える目安」は、公表されている消費ポイントからの試算です。
※ 技適の認証番号は総務省のデータベースで直接確認できていません。
※ 第2世代機の仕様・価格・日本発売時期は、10月18日時点で未発表です。

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