*どの環境でも確実に動作する英語コマンド「kind:」を使い、階層化されたフォルダーから目的のファイルを一括抽出するテクニックを解説します。
この記事でわかること
- Windows標準の検索コマンド「kind:」の基本的な使い方
- 画像・動画・文書など種類別の実用コマンド一覧(コピペ対応)
- 複数条件を組み合わせた応用検索テクニック
- ファイル名重複時の安全な対処法
- そのたの爆速検索ツール
所要時間:3分 | 対象:Windows 11ユーザー
基本操作:「kind:」コマンドで画像を最速で一括抽出する手順
ステップ①:対象フォルダーを開く
整理したい親フォルダー(最上位の階層)をエクスプローラーで開きます。
ステップ②:検索ボックスに入力
ウィンドウ右上の検索ボックスをクリックし、以下を入力してEnterキーを押します:
kind:pics
ステップ③:結果を確認・移動
- サブフォルダー内のすべての画像ファイルが一覧表示されます
Ctrl + Aで全選択 → ドラッグ&ドロップで任意の場所へ移動
これだけで、何階層にも分かれていた画像を一箇所に集められます。

【保存版】ファイル種類別コマンド一覧表
日本語コマンドが効かない環境でも、以下の英語コマンドなら確実に動作します。
| 探したいファイル | 入力コマンド | 対象拡張子の例 |
|---|---|---|
| 📷 画像・写真 | kind:pics kind:image | jpg, png, gif, heic, raw |
| 📄 書類・文書 | kind:docs | docx, xlsx, pdf, txt, pptx |
| 🎬 動画 | kind:video | mp4, mov, avi, mkv, wmv |
| 🎵 音楽 | kind:music | mp3, wav, aac, flac, m4a |
| 📁 フォルダー | kind:folder | (フォルダー自体を検索) |
| ⚙️ プログラム | kind:program | exe, bat, msi |
入力時の注意点
kind:の直後にスペース不要kind:picturesやkind:documentsでも動作しますが、短縮形(pics/docs)が効率的- 大文字・小文字は区別されません
【応用編】作業効率を倍速にする組み合わせ技
① すべてのファイルを一括抽出(フォルダーを除外)
kind: -folder
使用例:バックアップフォルダーから、階層を無視してファイルだけ取り出したいとき
kind:pics -ロゴ
「ロゴ」という名前を含まない画像だけを抽出
② 複数種類を同時検索(OR演算子)
kind:pics OR kind:video
使用例:スマホのバックアップ整理で、写真と動画をまとめて探すとき
注意:ORは必ず大文字で入力
③ 特定の拡張子のみ抽出
ext:.jpg
または
*.png
**使用例:**RAW画像(拡張子.raw)だけを抽出したいとき
④ 日付範囲で絞り込み
kind:pics 更新日時:2024/01/01..2024/12/31
日本語で動作しない場合: datemodified:2024/01/01..2024/12/31**使用例:**昨年撮影した写真だけを探すとき
トラブル対処:ファイル名が重複した場合の安全な対応
複数のフォルダーから同名ファイル(例:IMG_001.jpg)を一箇所に集めると、「ファイルが競合しています」という警告が表示されます。
推奨対処法
- 「ファイルごとに決定する」をクリック
- 「両方のファイルを保持する」にチェック
- 自動的に
IMG_001 (2).jpgのように連番が付与されます
注意:「置き換える」を選ぶと元のファイルが消えるため、大切なデータは必ずバックアップを取ってから作業しましょう。
効率を爆上げするおすすめツール
Windows標準の検索は「インデックス(索引)」が作成されていない場所では非常に遅いという弱点があります。
Everything
Windows標準検索の「100倍速い」と言われる無料の超高速ファイル検索ソフトです。
メリット: 入力した瞬間に結果が出ます。kind:pics と同様の構文も使えます。
1. 導入と基本設定
公式サイト(voidtools.com)からダウンロードします。
インストールのコツ: インストール時に「Everything サービスをインストール」にチェックを入れておくと、管理者権限の確認が出なくなり、バックグラウンドで常に最新のインデックスを維持してくれるので快適です。
2. 基本的な使い方:ただ「打つ」だけ
Everythingを起動したら、検索窓に名前の一部を入れるだけです。
爆速の理由: Windows標準検索がファイルの中身まで見ようとしてモタつくのに対し、Everythingは**「ファイル名」の目次(インデックス)だけをメモリ上に展開**しているため、1文字打つごとに一瞬で結果が絞り込まれます。
3. 記事のテクニックをEverythingで使う
前述の「kind:」コマンドと似たような絞り込みが、Everythingではさらに直感的に行えます。
① 拡張子で絞り込む
検索窓に半角スペースを入れてから拡張子を打ちます。
レポート .pdf(「レポート」という名前のPDFだけを表示).jpg | .png(JPGまたはPNGを表示。|は「または」の意味)
② 演算子を組み合わせる(さらに高度に)
除外:
!(感嘆符)を使います。kind:pics !logo(画像の中で「logo」という名前を含まないもの)
フォルダのみ:
folder:ファイルのみ:
file:
4. プロが教える「神設定」
さらに使い勝手を良くするために、以下の2点だけ設定しておくのがおすすめです。
A. 検索の絞り込み(フィルター)を表示
メニューの [表示] → [フィルタ] にチェックを入れます。 画面右側に「オーディオ」「圧縮ファイル」「文書」「画像」などの切り替えメニューが出るので、マウス操作だけで爆速絞り込みが可能になります。
B. ショートカットキーの設定
メニューの [ツール] → [オプション] → [全般] → [キーボード] で、「新しいウィンドウを表示」に Alt + Space などを割り当てましょう。 作業中、いつでも瞬時に検索画面を呼び出せるようになります。
Everythingを使う上での注意点
ここが弱点! Everythingは「ファイル名」の検索には最強ですが、「ファイルの中身(文章の内容)」を検索するのは苦手です。中身で探したいときはWindows標準検索、ファイル名で探すときはEverything、と使い分けるのが賢い方法です。
kind よくある質問(FAQ)
Q1. Windows 10でも使えますか?
A. はい、Windows 10/11の両方で動作します。
Q2. 外付けHDDやネットワークドライブでも有効ですか?
A. 有効ですが、インデックス作成が完了していない場合、検索に時間がかかることがあります。
Q3. 検索結果が表示されません
A. 以下を確認してください:
- 検索対象フォルダーが正しく選択されているか
- システムのインデックス機能が有効になっているか(コントロールパネル>インデックスのオプション)
まとめ:「kind:」コマンドで作業時間を90%短縮
Windows検索でグローバル標準の「kind:」演算子を使えば確実に解決します。
最低限覚えるべき3つのコマンド
- 📷 画像:
kind:pics - 📄 書類:
kind:docs - 🎬 動画:
kind:video
この3つだけで、階層化されたフォルダー整理のストレスから解放されます。